2009年04月28日

観想力 韓国語版 出版

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2年半前東洋経済新報社から出した「観想力」
2007年2月に、韓国語での出版が決まっていたのだが、実はそのまま相手先でフリーズしていた。

それが丁度2年後の今年2月になって「出版するから写真と序文を送って!」とのコトに。
じわじわ翻訳していたのね。
本日、出版社dasanbooksから実物が10冊届いた。表紙デザインはなかなかシュールである。夢に出てきそうなほどのインパクトがある。

それにしても、韓国語の本題は、なんという意味なのだろうか・・・

韓国語版は元祖「CRM」に次いで2冊目だが、序文を寄せるのは初めて。

日本語での内容を以下に引用しよう。これがどれだけ翻訳されたのかはチェックのしようもないのだが、雰囲気的には全て訳して頂いたようだ。
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韓国語版の出版にあたって

 

この度、韓国の皆さんにこの『観想力』を読んでいただけることになった。私の著作の中で、『CRM
顧客はそこにいる』に続いて2冊目の韓国語版だ。

 

現在、アメリカ発の金融及び経済ショックは世界を覆い、各国の政治状況も不安定さを増している。2008年末、シカゴ先物取引所(CBOE)でのVIX(別名
恐怖指数)は、空前の80ポイントをつけ、投資家たちの将来への不安を代弁した。金融立国を目指したアイスランドの平均株価は一年で99%下落し100分の1となった。今、未来は見えない。予測不能状態だと言って良い。

一方、世界全体のGDPは2007年で54兆ドル。2002年からのたった5年で20兆ドル以上増加した。アメリカ1.5ヶ国分、日本4ヶ国分、韓国25ヶ国分が増えたと言うことだ。今後、実体経済が多少冷え込もうが、このGDP規模が元に戻ることはもう無い。世界の成長と資源消費は続くだろう。

この2つのことから見えることは何か。それは我々が、未曾有の巨大リスク時代に突入していると言うことだ。目隠しをした数百台のスポーツカーやトラック(排気量50ccから10,000ccまで)が、ゴールのないレースをしている。世界はそんな状況なのだ。

そこから脱するには、革新(イノベーション)しかない。現在の延長線上に、持続可能(サステイナブル)な答えは存在しないのだ。国家レベルで、企業レベルで、そして、個人レベルで常識を打ち破り、革新を起こし続けるしか、我々の生き残りの道はない。

 

この本『観想力』は、様々なレベルでのイノベーション事例を紹介しながら、最終的には個人レベル、つまり読者である皆さんのイノベーション力を向上させることを目的としている。

国や企業に頼ることなく、個人としてこの狂乱時代を乗り切る力を付けようではないか。

 

私がボストンコンサルティンググループ、アクセンチュアで過ごした20年間で、学び、創り出してきた戦略的発想法の粋を、是非、味わって頂きたい。

「空気はなぜ透明か」、あなたには答えられますか。

 

我が三人の娘たちに、よりよき未来を残すために。

そして皆さんと共に、素晴らしき韓日時代を築くために。


 

2009年3月
三谷宏治

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5/2追記
本の題名は直訳すると「3つの超感覚」
副題は「鬼のように核心を突き通して見る能力」
となるらしい。もののけの世界に通じる凄い題だが、内容を的確に捉えている、とも言える。