秋と言えばうろこ雲とおみそ汁。ベナール対流の妙味
うろこ雲は秋の風物。今朝は綺麗なうろこ雲が空高くに!
いわし雲もひつじ雲もみな同じ。秋の典型的な雲で5000~15000mも高所に出来る巻積雲の一種です。
細かい氷の結晶から出来ているので、太陽にかかると回りに虹のような模様が現れる。
このウロコのような模様は、「細胞状対流」の産物なのだが、つまりはおみそ汁のあれである。
〔 https://www.youtube.com/watch?v=jHdPnWidcsU 〕
横幅が広い状態で上下に温度差が出来ると、細胞状に対流が起こりさまざまな模様を形づくる。ベナールさんが見つけたからベナール対流という。
空高く薄く拡がる巻層雲は、上部がとても冷やされるので自然に細胞状対流が起きるわけだ。それがまるで、サバだったりイワシだったりウロコだったりヒツジだったり、と。
秋の空はうろこ雲。そしてそれはみそ汁の真理に通ず。