K.E.Y. Platform 2014 @Seoul で全体レクチャー講演!
昨年から始まった、韓国の大メディアグループ MoneyToday主催のK.E.Y. Platform。
今年のテーマは「Business Model Disruption」なのですが、その初日午前の全体セッション(Plenary Session)で30分間のレクチャー講演を行いました。
韓国のエグゼクティブたち1000名が見つめる中、英語でのプレゼンテーションだったので、緊張はしましたが、その分 準備は万端。用意した原稿をきっちり、しっかり読みました(笑)
30分のプレゼンテーションのために、
・いつものプレゼンテーション資料を組み合わせ、
・自分で英語に訳し(これだけで10時間以上かかった)
・アメリカ人の友人(芸術家で、同時にプロの英語指導者でもある)にその修正を業務委託し
・彼と自宅で夕食をともにしながら表現を練り直し
・英語での読み上げの練習を重ね
・最後にフェリー事故への気持ちを述べるための文章を添えること西にし、
・それを韓国語で読み上げるために、カタカナ翻訳wを日韓バイリンガルの友人に頼み
・その読み方を義妹と韓国での通訳さんに確認し練習
でも、英語は憶えきれなかったので(ゆっくりならできるが、それでは30分に収まらないし、スピード感がない)、読むことに決め、それで乗り切りました。
午前中4時間半の全体会議は、テレビで生放送もされたらしいのですが、一番の拍手をいただけたと思います。(なにせ、準備時間が違う(笑))
さて、この他にも、主催のMoneyToday側が用意したものが2つ。
テレビ局によるインタビューと、MoneyTodayによるインタビュー。
前者は、直前に台本を渡され、質問項目が5つほど。何かと思えば実は「テレビの収録」でした。びっくり!
ドイツ人エグゼクティブ、HBS出身の若手韓国人、と私に司会者。
みんな英語上手だし、質問は途中で原稿と変わるし、もう、1時間余り、必死でした (T-T)
でも、「韓国ビジネスへのメッセージは?」と尋ねられて、
「韓国は世界から学んできた。日本の成功と失敗にも」
「なのにいま、同じ穴に落ちている気がする」「それはover-learning」
「知識に縛られるとそもそも考えないし、ジャンプもない」
「日本も韓国も子どもたちに対して知識を叩き込む教育が中心」
「子どもには『ヒマと貧乏』を!」
と答えて「ビジネスネタ→教育ネタ」への転換を図るくらいの余裕はありました(笑)
しかもこの話題に、若手か飛びついて米韓比較をしてくれたり、ドイツ人エグゼクティブが反論したりで、番組そのものが盛り上がったので、よかったです。
だって、司会者が振って皆が話すだけなんて、つまんないですもんねえ。
22日の昼に入って、23日の午前がカンフェレンス。
午後だけ時間があったので、通訳の方に案内してもらって、ソウル市内をお散歩しました。
で、宮殿跡もよかったけれど、曹渓寺(チョゲサ)が素晴らしかった!
韓国仏教の最大宗派の総本山ということで、いまは灌仏会(お釈迦様の誕生日祝い)の真っ最中。
蓮の葉に見立てた提灯が、境内を埋め尽くしていました。
お布施をして札に名前とかを書くと、風鈴のようにそれを提灯に下げてもらえます。
色つきの部分はすべてもう「売切れ」状態でした。
垂木の多さ、華やかさも秀逸。
古宮でとにかく楽しかったのは、その守護神?たち。
みんな顔が違う。表情が面白い。
対称性の中に潜む非対称。
厳格の中に潜む諧謔。
いいなあ。
もちろん市内はほとんどのエンターテインメントイベントが中止になり、観光地も空いている感じでした。韓国の皆さんの自粛ムードのためかもしれませんが、相対的に中国からの観光客が非常に多く、古宮などでは半分以上がそうでした。
さて、2日ちょっとのソウルへの旅。
韓国食が苦手な私としては、d( ̄  ̄)なものとなりました(笑)
韓国食が苦手な私としては、d( ̄  ̄)なものとなりました(笑)