閑話休題8:長女のつくった選択肢
スイスには、「選択肢が2つあるなら、3つめを探せ」という格言があるそうな。
選択肢を無意味に狭めるな、新しい答えを求めろということなのだろう。
長女の幼い頃のお話を、思い出した。
お母さんと、お買い物して、パンを買った。
でも今はお腹いっぱいで食べられない。
冷蔵庫にしまおうとした彼女にお母さんが助言。
「お父さんに食べられちゃいたくなかったら、パンに名前を書いておきなさい」
長女に選択肢を2つ与えたわけだ。
・食べられたくないなら、名前を書く
・食べられてもいいなら、書かない
ちょっと考えて彼女は書いた。
「おとうさん どうぞ たべてください♡ 」
彼女は与えられた選択肢の、表面ではなく、本質を理解した。
・自分の意思を、書きなさい
という。その理解力が、すばらしい。
もちろん♡ も、ね。