レインツリーの国
数日前長女が私に、一冊の文庫本をよこした。
「私はテストが終わるまで読まないから、先に読んで良いよ」と。
それが「レインツリーの国」
作者である有川浩さんの作品は、「図書館戦争」で知ったのだが、これが実に面白い。
本を武力を持って検閲する法律が出来、それにやはり武力で対抗する図書館。
そんなハチャメチャな設定の中で、人生と恋が進み、本と政治と戦争が語られる。
「空の中」も現実性を感じさせるSFとして、面白かった。
こんなところに異星人ならぬ、同星人が潜んでいたとは・・・
レインツリーの国は、純粋な恋愛もの。
面白かった。
面倒くさい性格の女性と、関西弁で強い若者。
2人のメール文通が、作品のほとんどを占める、極めて現代的作品と言えるだろう。
でもテーマは超古典的。
よかったねえ。
早速家族で回し読み。
今は、「終末のフール」を読んでいる。これもGood。