2009年05月19日

日経アソシエ6/2号「見切る力」

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本日発売の日経アソシエ6/2号の特集は「必要とされ続ける人の 見切る力」だ。

取材を受けたのは2ヶ月以上前。
結局特集記事の筆頭は、本田直之さん、勝間さん。
その次の次に、「重要思考」が、捨てるものを決める3ステップとして紹介されている。

「決めたら丸ごと捨てる」「一律カットはしない」!

特集内では塩見直紀さんの「半農半X」が面白かった。
スモールサイズ。
他にも応用できそうな概念だ。

2009年05月16日

富士ブルースカイヘブン

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土曜朝、虎ノ門でゼミをやったあと、自宅に戻って次女を拾い、一路東名高速を西へ。
一時間半くらいで御殿場の富士スピードウェイに到着だ。参加は今年で3回目。

途中、本降りではないながら、雨にもあって安全運転。
サービスエリアにはやっぱりハーレーが一杯(笑)

女性ライダーが意外と多いのだが、真っ白なウルトラを一人駆る男性ライダーも居て、みんな格好良かった。

さて、ヒザから下はびっしょりくらいで富士スピードウェイに着いた後は、特別観覧席でゆっくり。
Harley-Davidson Japanが用意してくれている場所なのだが、コース内でのイベントも見られるよいところ。
ここで、次女とカレー食べて、お茶飲んで、お菓子食べて・・・

雨の予報も気になったので2時間半ほどでおいとま。
今回もライドコム(お互いの声が聞こえるもの)を使ったので、おしゃべりしながらの往復も楽しかった。

往復240kmなり。

2009年05月14日

ソクラテスの人事③ グラフの解答編

本日2200-2245放送のNHK「ソクラテスの人事」
解答編を、こちらでもリリース。

NHKサイトでのおもしろ解答のNo.1は「逆向きにした日本」でしたかね。
ビジュアルで、しかも逆向きとは。
更に「夜の」とつければ完璧だったか?まあ、軸は二つとも無視にしても・・・

2009年05月13日

曖昧な入試のススメ その一

社会人向けの大学院では、ケースというモノを多用する。
ある企業の実際の事例を10~30ページにまとめたものだ。

コンパクトにまとまっているが、いたるところに罠が仕掛けられている。

みなが良くだまされることを幾つか挙げよう。

1 重要な点は情報も多い       (一杯書いてあることが重要な点、と思い込む)
2 情報は構造化されている    (自分で再整理しようとしない)
3 情報は正しく矛盾はない     (不整合に気が付かない、その奥にある真実を見逃す)
4 経営陣のコメントは正しい    (そこからスタートし「前提」とし独自の考えを持たない)

こういった「いじわる」を駆使して、受講生たちの「発見する目」を鍛えている、とも言える。

一方、大学生以下だとこういった機会そのものが、殆ど存在しない。

問題は答えが明確なものだけだし、それも1つだけのものがほとんど。入試などで正答が複数あると「誤った問題」として世の中から糾弾されたりする。ばかげたことだ。

「□肉□食」の穴埋め問題の答えが、「焼肉定食」でなぜ悪い。

曖昧な情報から、価値あるものを探し出す力、組み合わせて見つけ出す力はこれからの社会で必須のものたちだ。それらは同時に、学問をする力の根本でもある。学問力は、決して知識の多寡ではない。

大学入試で正答が二つあったら、新聞沙汰になり、かつ、全員に正解者と同じ点数が配分される。これほどバカな話はない。
学問であろうが世の中であろうが、ある条件下での正解は、いくつもある。

正答が二つでなぜ悪い。

例えそれが「選択肢の中に正解が1個だけあります」「それを答えなさい」という出題であったとしてもだ。
そこで「本当は2個ある!」と看破した受験者にはプラス20点ぐらいすればいい。

そういう入試が増えたら、子どもたちの考える力も上がるだろうに・・・
出題者、採点者は、大変だろうが、その価値はある。

2009年05月11日

執筆の日々:ラストスパート・・・か?

あくまで初稿に向けて、ではあるが。

あと数カ所。小見出しで言えば

・キリンビール大成功と大失敗の理由

・バラしてハカるための二つの問い

・立ち止まらず、空間で観る

が、埋まれば、よし。

おわりにも、だいたい書いた。
小見出しで言えば、
・晩秋のある日 小学校で子どもたちより

・講演で大人たちより~情報量か思索の深さか

・夏のある日 博報堂DYで若手プランナーたちと

・今日この日から

どうだろう?

ただ、一昨日次女に、原稿の校正を依頼した。

彼女は情け容赦なくペンを入れている。「わかりにくい」とかとか。

そう言えば、彼女は3年前、一夏掛けて『観想力』の原稿も校正したのであった。

「そのときはなんとも思わなかったけど、後で、『スゴい』って思った」とさ。

確かに、中一で観想力は、スゴいかもねえ。

今日は夜、早稲田でCRMの講義。

2009年05月08日

The21の取材@home

ほぼ一日、机に向かい23日の明新会(高校同窓会組織)の総会向けのプレゼン資料を作っていた。
22日午後は高校で「ようこそ先輩」授業もある。

本原稿もちょっとだけ。これは今週末中になんとか初稿にまで持っていきたいところ。

夕方自宅でThe21の取材があった。

正しく決める力、を読んで面白い、と。「判断力」という特集だそうだ。 

途中、The21のライターさんと、スゴク深い話になった。

「ピンポン」について。

ペコとスマイルとどっちが良いのかとか、メッセージの本質、とかとか。
私が主張したのは「ペコの、相手を高みに引き上げる力、がスゴい!」ということ。
この力を、なんと呼べばいいのだろう。
 
楽しかった。紙面には出ないと思うがo(^-^)

取材の最後に編集さんから宿題が出た。
決める力の例題が欲しいと。期限は今週末。
う~~~っむ

そういえば、取材のお二人と、屋上に上ったとき、虹が見えた。
久しぶり。元気かい~~~、と100km彼方から声を掛けられている気がした。

2009年05月07日

「文字の不思議」公開

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発想力→本の不思議→文字

亀の甲羅に刻んだ甲骨文字から、青銅に鋳込んだ金文へ、そして秦の始皇帝が文字をも統一(標準)して・・・
果たして、このひとがたの甲骨文字は、何という文字だろう。

文字の不思議をまず公開。この後、字体の不思議、アマゾンじゃんけん、と続く!
乞う御期待。

活動ログも更新。

2009年05月05日

5~6月の活動予定

5月後半に、さまざまな授業や講演が集中している・・・

首都圏では

・5/24 mindset(マインドセット) 中学生向「決める力と私物語」@東大本郷

5/27 田園調布雙葉高校 3年生 情報システム論 授業「Q&A力~ほめるを練習する」

6/2 神奈川県立 希望が丘高校 「大人と話そう~コミュニケーションの人間力(仮)」


郷里の福井では、母校である藤島高校の同窓会(明新会)総会がある。

・5/22 福井県立 藤島高校 1~3年生「ようこそ先輩~発想力」

・5/23 明新会総会 講演「Réunion」

5/27のものが実は新ネタであり、チャレンジだ。

5/23では大先輩である南部陽一郎博士についても話さなくてはいけない。同じ学科出身とは言え・・・

2009年05月03日

ピンポン

連休、私と長女だけが東京に残っている。
高3の長女は毎日部活動三昧。6月末までは卓球を頑張りたいと。

同時にテレビでは世界卓球が連日放映されている。
私も、もと卓球部である。きらいなはずもない。

二人で録画をじっくり見ている。

今回は、日本男子選手の活躍が、素晴らしい。
中でも松平健太選手。

世界二位の中国選手を相手に、臆せず、正面から、堂々と戦いきった。

相手が強くなれば、自分もどんどん強くなれる

そして、相手の本気や実力を引き出す、そういう強さをなんと言うのだろう

それはまさに松本大洋さんの名作『ピンポン』の主題でもあった。
孤高の高校覇者 風間に挑むペコこと星野。
星野は次第に調子を上げ、最後は風間をすらその高みに引き上げる。
風間は感じる。
「全身の細胞が歓喜している」「加速せよ、と命じている」
「全力で打球している」「全力で反応している」
「怯える暇などない」「怯える必要などないのだ!!」

「此処はいい・・・・」

松平健太選手の、まるで居合いのように振り抜くバックハンドドライブは、本当に美しい。
全盛期のジャンパー船木選手、体操の冨田選手、そしてイチローを感じさせる。

前人未踏の世界に、是非、行って欲しい

2009年04月30日

「ソクラテスの人事」問題と「50音の謎」公開

本日放送の「ソクラテスの人事」第4回、ご覧になっただろうか。
お題である「何のグラフ?」を掲載。

また、「発想力」のフシギシリーズ「言葉のフシギ」で、「50音の謎」をアップ。
濁音の仲間外れは、何?