2009年05月05日

5~6月の活動予定

5月後半に、さまざまな授業や講演が集中している・・・

首都圏では

・5/24 mindset(マインドセット) 中学生向「決める力と私物語」@東大本郷

5/27 田園調布雙葉高校 3年生 情報システム論 授業「Q&A力~ほめるを練習する」

6/2 神奈川県立 希望が丘高校 「大人と話そう~コミュニケーションの人間力(仮)」


郷里の福井では、母校である藤島高校の同窓会(明新会)総会がある。

・5/22 福井県立 藤島高校 1~3年生「ようこそ先輩~発想力」

・5/23 明新会総会 講演「Réunion」

5/27のものが実は新ネタであり、チャレンジだ。

5/23では大先輩である南部陽一郎博士についても話さなくてはいけない。同じ学科出身とは言え・・・

2009年05月03日

ピンポン

連休、私と長女だけが東京に残っている。
高3の長女は毎日部活動三昧。6月末までは卓球を頑張りたいと。

同時にテレビでは世界卓球が連日放映されている。
私も、もと卓球部である。きらいなはずもない。

二人で録画をじっくり見ている。

今回は、日本男子選手の活躍が、素晴らしい。
中でも松平健太選手。

世界二位の中国選手を相手に、臆せず、正面から、堂々と戦いきった。

相手が強くなれば、自分もどんどん強くなれる

そして、相手の本気や実力を引き出す、そういう強さをなんと言うのだろう

それはまさに松本大洋さんの名作『ピンポン』の主題でもあった。
孤高の高校覇者 風間に挑むペコこと星野。
星野は次第に調子を上げ、最後は風間をすらその高みに引き上げる。
風間は感じる。
「全身の細胞が歓喜している」「加速せよ、と命じている」
「全力で打球している」「全力で反応している」
「怯える暇などない」「怯える必要などないのだ!!」

「此処はいい・・・・」

松平健太選手の、まるで居合いのように振り抜くバックハンドドライブは、本当に美しい。
全盛期のジャンパー船木選手、体操の冨田選手、そしてイチローを感じさせる。

前人未踏の世界に、是非、行って欲しい

2009年04月30日

「ソクラテスの人事」問題と「50音の謎」公開

本日放送の「ソクラテスの人事」第4回、ご覧になっただろうか。
お題である「何のグラフ?」を掲載。

また、「発想力」のフシギシリーズ「言葉のフシギ」で、「50音の謎」をアップ。
濁音の仲間外れは、何?

2009年04月30日

岡山 金光学園での「発想力」授業、「決める力」研修

今日、岡山西南部の金光学園で、探究コースの高校一年生100名への「発想力」講義、及びに、教員の方々20名弱への「決める力」研修、を行なった。

金光学園での講義は、「発見力」をテーマに、さまざまなフシギを提示し、自身で考え、そして小グループで話し合ってもらった。
機器の設定がうまく行かず、なんと30分遅れのスタートとなったが、なんとか無事終了。

途中、「えーーーっ」とか「おー」とか、笑い声も絶えない80分となった。

教員研修では「サバイバル1」「サバイバル2」を実施。60分余であったが、まあまあの手応えか。
この道40年の副校長先生も参加いただいたが「面白かった」「ためになった」と言っていただいた。よかったよかった。

また、お邪魔できればと思う。

実は昨日から岡山入りし、昔お世話になった方と遊んでいただいた。

彼の黒ベンツでドライブしたり、ご自宅を改造しての喫茶店にお邪魔したり。

今日も、金光学園まで送っていただいたのだが、講義は1430からだったので、お昼は途中の倉敷を訪問。

大原美術館を久しぶりに訪れた。

いい絵が何枚もあったし、お隣の有隣荘(大原さんの別宅)特別公開も素晴らしかった。

新倉敷からこだまで岡山、岡山からN700系で新横浜。新横浜から二子玉川。

4月の最大イベントは、無事終了~

2009年04月28日

観想力 韓国語版 出版

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2年半前東洋経済新報社から出した「観想力」
2007年2月に、韓国語での出版が決まっていたのだが、実はそのまま相手先でフリーズしていた。

それが丁度2年後の今年2月になって「出版するから写真と序文を送って!」とのコトに。
じわじわ翻訳していたのね。
本日、出版社dasanbooksから実物が10冊届いた。表紙デザインはなかなかシュールである。夢に出てきそうなほどのインパクトがある。

それにしても、韓国語の本題は、なんという意味なのだろうか・・・

韓国語版は元祖「CRM」に次いで2冊目だが、序文を寄せるのは初めて。

日本語での内容を以下に引用しよう。これがどれだけ翻訳されたのかはチェックのしようもないのだが、雰囲気的には全て訳して頂いたようだ。
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韓国語版の出版にあたって

 

この度、韓国の皆さんにこの『観想力』を読んでいただけることになった。私の著作の中で、『CRM
顧客はそこにいる』に続いて2冊目の韓国語版だ。

 

現在、アメリカ発の金融及び経済ショックは世界を覆い、各国の政治状況も不安定さを増している。2008年末、シカゴ先物取引所(CBOE)でのVIX(別名
恐怖指数)は、空前の80ポイントをつけ、投資家たちの将来への不安を代弁した。金融立国を目指したアイスランドの平均株価は一年で99%下落し100分の1となった。今、未来は見えない。予測不能状態だと言って良い。

一方、世界全体のGDPは2007年で54兆ドル。2002年からのたった5年で20兆ドル以上増加した。アメリカ1.5ヶ国分、日本4ヶ国分、韓国25ヶ国分が増えたと言うことだ。今後、実体経済が多少冷え込もうが、このGDP規模が元に戻ることはもう無い。世界の成長と資源消費は続くだろう。

この2つのことから見えることは何か。それは我々が、未曾有の巨大リスク時代に突入していると言うことだ。目隠しをした数百台のスポーツカーやトラック(排気量50ccから10,000ccまで)が、ゴールのないレースをしている。世界はそんな状況なのだ。

そこから脱するには、革新(イノベーション)しかない。現在の延長線上に、持続可能(サステイナブル)な答えは存在しないのだ。国家レベルで、企業レベルで、そして、個人レベルで常識を打ち破り、革新を起こし続けるしか、我々の生き残りの道はない。

 

この本『観想力』は、様々なレベルでのイノベーション事例を紹介しながら、最終的には個人レベル、つまり読者である皆さんのイノベーション力を向上させることを目的としている。

国や企業に頼ることなく、個人としてこの狂乱時代を乗り切る力を付けようではないか。

 

私がボストンコンサルティンググループ、アクセンチュアで過ごした20年間で、学び、創り出してきた戦略的発想法の粋を、是非、味わって頂きたい。

「空気はなぜ透明か」、あなたには答えられますか。

 

我が三人の娘たちに、よりよき未来を残すために。

そして皆さんと共に、素晴らしき韓日時代を築くために。


 

2009年3月
三谷宏治

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5/2追記
本の題名は直訳すると「3つの超感覚」
副題は「鬼のように核心を突き通して見る能力」
となるらしい。もののけの世界に通じる凄い題だが、内容を的確に捉えている、とも言える。

2009年04月26日

Globisと早稲田と田園調布雙葉

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今日は、麹町でGlobis MBAのイノベイティブ・ストラテジー、第2回講義。

1000-1300で3時間みっちり。

前半は戦略思考の復習として「トヨタ最強化戦略」「同 国内CRM戦略」を。

後半は、観想力と土俵戦略の講義。

20名に対して、個別レポート指導を毎回やるので(メールベース)結構大変。

明日は、早稲田で商学研究科のCRM、第2回講義。

1900-2215の2コマ連続講義だ。

こちらは講義主体だが、やはり、10数名に対して個別レポート指導をやっている。

テーマは違うが、同時期にやっているので、どっちで何を話したか、分からなくなることも・・・

熱心な社会人受講生たちの、期待に応えたい。いや、逆か。
みなさん、期待してますよ。めげずに頑張って!

田園調布雙葉で、高3向けの3回授業のうち、1回目は終わった。

反響大。「あと2回が楽しみ!」とのFeedbackも多かった。

問題は2回目。5/27だが、全くの新ネタである。

テーマは「Q&A力」なのだが、それをどんなワークショップにするかここ数日考えていた。

やはり彼女たちの日常や、これからの進路選択、面接に役立つものにしたい。

そして、出たアイデアが
「ほめる」

ちゃんと、ほめよう。

ただ、「スゴ~イ」じゃなく、例えば、相手にとってダイジなことにおいて、他よりも、こういう風に優れている、と伝えよう。

iPodや友人をネタにして、ほめる、練習だ。

これから資料に落としていく。

サバイバルのように「模範解答」が無いのがちょっと辛いかも知れないが、それもなんとか出来ないかな。

ほめる対象を自校にして、他校生にその良さを伝える、とか?

もう一歩、考えよう。

写真は、書斎からの夕日と、屋上からの月。

月齢、29?

2009年04月25日

草ナギの剣

天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)

三種の神器の一つだ。

別名を草薙剣(くさなぎのつるぎ)という。ヤマトタケルがこれによって野火を薙ぎ払い、難を逃れたからと言う。

草彅、も同義。

昨晩、草彅剛が酒に飲まれて逮捕された場所を深夜たまたま通りかかった。

昼までは報道陣がかまびすしかったらしいが、そのときはひとひとりいなかった。

雨だった。

一昨日も雨だったら、彼も脱がなかったのかな、とつまらぬコトを考えた。

家に帰って長女と話したら、「別に良いじゃん」「むしろ人間らしい」

「事件前後でまったくイメージは変わらない」

と、言っていた。

私も、そう思う。

でもヒトは、水に落ちたものを叩きたがる。大臣を先頭に、メディアが何百人もこぞって。

自分で放った火だけれど、草彅の名を持つものとして、逃げることなくこの難を克服して欲しい。
酒について反省するなら、節酒を勧めるボランティア活動を初めても良いだろう。
考え、そして黙々と行動すればいい。きっと見ている人たちが居る。

草彅剛、がんばれ。

2009年04月23日

賢者アーファンティ 公開

本日、新コンテンツ、「賢者アーファンティ」を公開。

決める力→重要思考→Q&A力
をご覧あれ。

(詳しくは、「正しく決める力」第9節を)

2009年04月22日

田園調布雙葉 高3 情報システム論 第1回

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無事終了した。
10分休憩を挟んで、1045から1235まで。

今回は「決める力」
ネタは「サバイバル」の「墜落」と「沈没」である。
最初に20分ほど寄り道をした後、24名を4人ずつ6チームに分けてのチームディスカッションを、2回やって貰った。

講義中、みなに振ってもなんらか答えが返ってくるし、議論もまあまあ活発であった。
直後に(光速で)打ち込まれた感想コメントを見ると、
「2時間あっという間でした」「今までにない授業で面白かった」
「決めることに対しての考えが変わりました。何が一番大切かをまず考えなくちゃいけない」

2時間を楽しみ、かつ、これからも学びを使っていこうというものが多かった。
「あと2回の授業も楽しみです!」

はい、頑張りましょう。
次回は5/27。Q&A力の新ネタなので、よく考えねば。

今日の反省点も色々あるし。
・もっと議論を活発に(レイアウトの工夫も)
・個人発表の場を増やす(時間との兼ね合いはあるが)

写真は九品仏寺の飛び石と桜。
良い天気だった。

2009年04月20日

本日発売 週刊東洋経済4/25号に!

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東京では本日発売の「週刊東洋経済 4/25号」に記事が掲載された。
テーマは教育。
日本を変えるビッグアイデア30の一つとして取り上げられている。

70頁に及ぶ特集の、「Part4 教育・働き方」の筆頭だ。
藤原和博さんの前というのはおこがましいが、マインドセットでの講義風景も入った、良い記事だと思う。

「種蒔く人」と評していただいたが、その通りになれるよう、努力したい。