三女の情報格差戦略、長女の心配
その1
朝早くに目が覚めた。
三女が3階の子ども部屋から駆け下りてくる。
「ゆきだよー」「ゆきがふってるよー」
おーー、ホントだ。久しぶりだねえ。
夜半からの雨が、朝方しばらくだけ、雪に変わっていた。
三女が学校に行き、珍しく家にいた長女が言う。
「あれは私が言ったんだよ」
「朝起きて、ゆきだよ!って」
「でも三女は『ふ~ん』って」
「なのに、あれはなんだ!」
即時伝言による、情報価値の取り込みは、三女の得意技(笑)
その2
上がってきた子育て本のカバーデザインを見て、長女が
「これ大丈夫?」
と。
指し示す指の先には副題の一部「就職力」が。
「なんで?」
「だってまだ就職してないし」
ああ、この子育て法が就職力につながるかどうか、自分ではまだ実証できてないということね。
ここで横で聞いていた次女が一言。
「心配するな」
「後に続くものがいるから、大丈夫だ」
ん?それはお姉ちゃんが例え就職に失敗しても、自分たちは大丈夫、って言ってるの?
なんとたかびーな(笑)
でも長女、更に食い下がる。
「じゃあ、お父さんとしては、こういう育てられ方をした子なら採用したい、ってこと?」
良い質問だねえ~。
そうです。その通り。
「まったくお手伝いやってこなかった子なんて、採用したくないよ」
「多分、気も効かないし役に立たない」
と、言い切りました。もちろん(笑)