2009年07月17日

CM『コロ・チャー』分析@Jobwebオンライン講座

7/2のブログでも紹介したが、Jobwebのサイト上で行っているオンライン講座、初回、6月の問題は
「カップヌードルのCM、コロ・チャー マーチ編の大戦略や効用を述べよ」
だった。

今日はその解説発表日。

100近いまじめな回答が寄せられ、その中で特に良かったもの、面白かったものにコメントも付けた。

模範解答として、
ダイジなこと:
ロングセラー商品における味の変更は、コカ・コーラの例を引くまでもなく、非常にリスキーなものである。今回のカップヌードルにおける肉具材の変更(ダイスミンチから角切りチャーシューへ)は、それに類するものと考える。
その場合、いたずらに商品の変更や、味の向上を謳うよりも、ポジティブなイメージを作ることが第一となる。
同時に、知名度100%のNo.1ブランドにおいて、競合製品との差別化はあまり意味がない。市場全体を活性化させること、最近食べていないヒトに食べてもらうことで市場を拡大することが自社の売り上げアップに繋がる。
ゆえに、今回の広告でダイジなことは「潜在・ライトユーザーに対し、具材変更のポジティブなイメージを伝えること」である」
から始まる、長文を作ってしまった。

ちょっとやり過ぎか。

でも、最初なので、「ダイジなこと」「大戦略」「効用」「方策」のレベル感をちゃんと出したかった。
これで、学生さんたちが『正しく決める力』読まなきゃ、と感じてくれれば良いが。

7月の問題は7/28発表予定。